ピアスのお悩みQ&A - 金属アレルギー編

金属アレルギーになりやすい金属はなに?

金属アレルギーになりやすい金属は下の表のような順番で、一番アレルギーを起こしやすい金属はニッケルです。 これは、前に書いた汗に溶け出しやすい金属の順番とほぼ一緒です。

1、ニッケル
2、コバルト
3、スズ
4、パラジウム
5、クロム
6、銅
7、プラチナ
8、亜鉛
9、金
10、SUS316L(医療用ステンレス)
11、チタン

これに対して、プラチナやゴールドは金属アレルギーになりずらい素材と言われていますが、 日常使われる金属で100%の素材のものはほとんどありません。
必ず、別の素材が混ぜられていますが、これは素材を扱いやすくするためです。
純度の高い金属は柔らかいことが多いので、他の金属を混ぜて固くしてあげるのです。

このため、その主な素材では金属アレルギー症状が出ないにもかかわらず、混ぜ物の金属が原因で 金属アレルギーの症状を引き起こす場合があります。
また、最近では金属アレルギーに安心だと言われていた24金でも金属アレルギーの症状を発症する方も増えているようです。

アクセサリーをつけると、かゆくなったり赤くなったり…。
「なんでアレルギーになるの?」と不安になること、ありますよね。
実は、使われている金属の種類が関係しているんです。

金属アレルギーを起こしやすい金属には、順番があります。
一番なりやすいのは「ニッケル」。その次に「コバルト」や「クロム」が注意が必要です。

これらの金属は、汗などで肌にしみ出しやすく、それがアレルギーのもとになります。



一方で、プラチナやゴールド(特に24金)は、アレルギーが起こりにくい金属として知られています。
でも、ちょっと気をつけたいポイントがあります。

たとえば「ゴールドのピアス」と書いてあっても、実は中に別の金属が混ざっていることが多いんです。
これは、ゴールドそのものがとてもやわらかく、形が崩れやすいため。
長く使えるように、少しかためるための金属が足されているんですね。

その“まぜもの”が原因で、かゆみや赤みが出てしまうこともあります。
最近では、アレルギーが出にくいとされていた24金でも、反応が出る人が増えてきています。

金野さん、金属アレルギーってよく聞くけど…どの金属がアレルギー起こしやすいとかあるんですか??

あるよ。実は、金属アレルギーになりやすい金属には“なりやすい順”ってものがあるんだ。
汗とかで金属が溶けやすいほど、体に反応しやすくなるんだよ。

へ〜、そんな順番あるんすね!いちばんアレルギーになりやすいのって…?

一番は「ニッケル」だね。ピアスやネックレスの素材としてもよく使われてるけど、金属アレルギーの原因として一番多いって言われてるんだ。

なんか聞いたことあるような…。
ほかにはどんな金属がアレルギーになりやすいんすか?

代表的な金属アレルギーのなりやすい順はこんな感じだね。

ほ~。なんか化学の授業を思い出す・・。
あれ?プラチナとかゴールドって「アレルギーになりにくい金属」って聞いたことある気がする!

たしかにそう言われることが多いね。ただし、注意してほしいのが“純度”。
たとえば18金とかプラチナ900っていうのは、ほかの金属を少し混ぜて作られてるんだよ。強度を上げるためにね。

なるほど〜。混ざってる金属がアレルギーの原因になるってことっすか?

その通り。主な素材は大丈夫でも、混ざってるニッケルや銅に反応しちゃう人もいるんだ。
しかも最近は、純度の高い24金でさえ金属アレルギーの症状が出る人が増えてきてるって話もあるんだよ。

え〜、24金でも!? なんか「高ければ安全」ってイメージあったな~・・。

そう思っちゃうよね。でも、体質や肌の状態によって反応するかどうかは違うから、「これなら絶対大丈夫!」っていうのはなかなか難しいんだ。
だから、金属アレルギーの人は、ピアスやアクセサリーを選ぶときに、
“チタン”とか“樹脂”みたいなニッケルの入っていない肌にやさしい素材を選ぶのがおすすめだよ。

今日のおさらい

  • ニッケルは金属アレルギーになりやすい素材。
  • 金やプラチナでも混ざりものに注意が必要。
  • チタンや樹脂など、ニッケルフリー素材が肌に優しいのでおすすめ。

出来たばかりのピアスホールは、
まるで赤ちゃんのお肌のように薄くて柔らか。
将来のおしゃれのために、この時期は
ピアスホールを大切に育ててあげましょう♪